年間第14主日(ルカ10・1〜12、17〜20)
- 2022/06/29
- 07:58
「平和=神の国」という種 わたしたちにとって【平和】とは、どのようなことなのでしょう。きょうの「集会祈願」には、「あなたは分裂に悩む世界にひとり子を遣わし、平和と一致の道を示してくださいました」とあります。今一度、「【平和】とは何か」を考えてもいいのかもしれません。 きょうのみことばは、イエス様が72人の弟子を宣教に遣わす場面です。イエス様は、ご自分が行こうとしているすべての町や村に、2人ずつ先に弟...
年間第13主日(9・51〜62)
- 2022/06/24
- 08:05
「強く導いてください」という種 きょうのミサの集会祈願に「ここに集められたわたしたちを強く導いてください。いつもキリストに従って歩むことができますように」とあります。私たちは、イエス様について行こうと思っていても、時々気を散らしたり、別の方向ヘ向かったりしてしまう弱いものです。それで、この祈りの中には【強く導いてください】と言うおん父への祈りが込められているのではないでしょうか。 きょうのみことば...
キリストの聖体(ルカ9・11b〜17)
- 2022/06/17
- 07:26
「【しか】から【も】」という種 きょうの典礼は、「キリストの聖体」の祭日です。私たちは、いつもミサの中で【聖体】を頂いていますが、改めてその【聖体】を意識し、味わうことができたらいいですね。 きょうのみことばは、イエス様が男性だけで5000人の人たちにパンと魚で満腹させる場面です。きょうのみことばの少し前ですが、弟子たちは、イエス様から宣教をするために派遣され戻ってきて、自分たちが行ったことをイエス様...
三位一体の主日(ヨハネ16・12〜15)
- 2022/06/10
- 08:08
「神の愛の伝達」という種 私は、ご高齢の神父様がミサを行うときに、神父様に代わってご聖体の拝授をしています。まず私が、神父様から聖体を頂いた後に「キリストのおん体」と言って聖体を皆さんに授けています。その時、「この聖体を渡しているのは、自分ではなく私の中におられるイエス様なのだ」と思う感覚に気づきました。もし、私が「聖体を授けている」と思ってしまうと、大変な傲慢の罪を犯してしまうことになるでしょう...
聖霊降臨の主日(ヨハネ14・15〜16、23b〜26)
- 2022/06/03
- 08:20
「聖霊を感じる」という種 私たちは、「第六感」や「虫の知らせ」または「良心の呵責」のようにときどき心の声に気づく時があるのではないでしょうか。もしかしたら、このような【心の声】が聖霊の働きなのかもしれません。 きょうのみことばは、イエス様が弟子たちに「別の弁護者」としての【聖霊】を遣わされることをお約束される場面です。イスカリオテのユダが席を離れた最後の晩餐の中でイエス様は、後に残る弟子たちのため...