年間第18主日(ヨハネ6・24〜35)
- 2021/07/30
- 08:08
「信じる」という種 少し前に、聖体をいただいた時に、お腹が温かくなったことがあります。これは、とても不思議な感覚で今まで、聖体を拝領して初めての体験で、改めてイエス様が私の中に入られた、という感じを受けました。 きょうのみことばはイエス様が大勢の群衆に「パン5つと、魚2匹」で満腹にさせる徴(しるし)を行なった後に、ご自分を「わたしは命のパンである」と群衆に向かって伝える場面です。みことばは「群衆は、...
年間第17主日(ヨハネ6・1〜15)
- 2021/07/23
- 08:43
「委ねる」という種 赤ちゃんが親に抱かれている姿は、その中に愛を感じ、和んだ感覚、幸せな感覚をいただきます。それは、赤ちゃんが腕の中に包まれ親に全てを委ね切っているとともに、親も幼子を愛おしんでいるからではないでしょうか。 きょうのみことばはイエス様が群衆に大麦のパン5つと魚2匹を満腹するまで、食べさせるという場面です。イエス様と弟子たちは、山に登られそこに座られます。聖書の中で【山】は神聖な場所と...
年間第16主日(マルコ6・30〜34)
- 2021/07/16
- 07:53
「新たに漕ぎ出す」という種 私は、約20年ほど前でしょうか、大阪の修道院にいた時に初めて1人で自動車に本や聖品を積んで姫路、岡山、四国へと出張宣教へ出かけ、いろいろな方にお世話になりながら10日ほどして自分の修道院に戻りました。それまでは、先輩のブラザーと一緒に行っていたのですが、1人という緊張感とともに1人で無事に行って帰れたという充実感があったのを覚えています。 きょうのみことばは、宣教から帰ってき...
年間第15主日(マルコ6・7〜13)
- 2021/07/09
- 08:24
「主に信頼する」という種 私たちの周りには、知らないうちに物が増え、それと同じようにいろいろな情報で溢れています。そんな中にあって、私たちはどのようにして福音宣教をすればいいのかと、問われているのではないでしょうか。 きょうのみことばは、イエス様が弟子たちを派遣する場面です。みことばは「イエスは付近の村々を回って教えられておられた。」と始められています。イエス様は、まず弟子たちにどのようにして福音...
年間第14主日(マルコ6・1〜6)
- 2021/07/02
- 08:25
「イエス様の真の姿」という種 私たちは、人に対して先入観、または「フィルター」をかけて見てしまい、その人の真の姿を見落としてしまうことがあります。きょうのミサの中の『集会祈願』には、「あなたのことばを深く受けとめ、心からあなたを賛美することができますように」とあります。私たちは、みことば、または周りの人との出会いを通して、その人の中におられるイエス様のお姿に目を止めることができたらいいですね。 き...