復活節第5主日(ヨハネ15・1〜8)
- 2021/04/29
- 10:01
「留まる」という種 私の修道院の近くには、幼稚園や小学校そして中学校があって、お父さんやお母さんと一緒に手を繋いで登園や登校をしている子どもたちを目にします。さすがに、高学年の小学生や中学生は手を繋いでいませんが、低学年の小学生は、親御さんたちと手を繋いで歩いています。そのような彼らの様子を見ると、とても安らぎを感じることがあります。 きょうのみことばは、最後の晩餐の中でイエス様が弟子たちに「わた...
復活節第4主日(ヨハネ10・11〜18)
- 2021/04/23
- 08:28
「善い羊飼い」という種 私たちは、羊や羊飼いという言葉を知っていてもほとんど馴染みはありません。ですから、羊飼いと羊の関係と言われてもピンと来ないものです。しかし、たとえば身近なところでは、自分が可愛がっている「ペット」と「私」との関係に近いものがあるのではないでしょうか。 きょうのみことばは、イエス様が「わたしは善い羊飼いである」と言われた場面です。では、【善い羊飼い】とはいったい私たちにとって...
復活節第3主日(ルカ24・35〜48)
- 2021/04/16
- 08:07
「証人となる」という種 きょうのミサの「集会祈願」に「あなたに呼ばれ、一つの民とされたわたしたちをみことばによって強め、主の復活をあかしする者としてください」とあります。この言葉は、私たちが信仰生活を送るための一つの指針となっているのではないでしょうか。 きょうのみことばは、復活されたイエス様が弟子たちにお会いになる場面です。エマオに向かう途中でイエス様に出会った2人の弟子は、仲間がいるエルサレム...
復活節第2主日(ヨハネ20・19〜31)
- 2021/04/09
- 08:03
「出会い」という種 私たちは、いろいろな【出会い】があり、それによって人生が大きく変わったり、たくさんの人との繋がりの輪が増えたりします。もちろん、人との出会いもありますが、楽器であったり、一冊の本であったり、何かの出来事であったりするかもしれません。私の場合は、ある神父様との出会いがあって、修道生活への召命を得ることができました。 きょうのみことばは、復活されたイエス様が弟子たちに現れる場面です...
復活の主日(ヨハネ20・1〜10)
- 2021/04/01
- 21:38
「見る」という種 御復活おめでとうございます。復活の場面は、四福音書を通していくつかの共通点があります。それは、「週の初め(安息日が明けて)」「マグダラのマリア(女性たち)」「石」「空の墓」「天使」が出てくることです。多少の表し方が違うところはありますが、イエス様の復活を現した箇所には、このような単語が出てきています。復活の主日のみことばは、ヨハネ20・1〜10となっていますが、他の並行箇所と読み比べ...