受難の主日(枝の主日)(マルコ11・1~10)
- 2021/03/26
- 09:00
「それぞれの働き」という種 典礼は、「受難の主日(枝の主日)」となり、いよいよイエス様の【受難と復活】に向けてのクライマックスに入ります。私たちが黙想してきた【四旬節】を振り返って、復活への善い準備ができたらいいですね。 きょうは、2つの福音書のうち、エルサレム入城を見ていきたいと思います。イエス様は、ご自分がもっとも辛い【受難と復活】に向かうということを心と身体で準備されます。まずイエス様は、2人...
四旬節第5主日(ヨハネ12・20〜33)
- 2021/03/19
- 08:35
「一粒の麦」という種 私たちの食事は、パンを食べる人もおられますが、ご飯を食べる人も多いのではないでしょうか。だいぶ前になりますが、秋になり田んぼの稲穂が黄金色になって実っている風景を見て感動したことがあります。日本では、麦畑はあまりなじみがありませんが、やはり麦が実っているのも感動するのでしょうね。 きょうのみことばは、イエス様がご自分の死について「一粒の麦」に喩えられている場面です。聖歌にもな...
四旬節第4主日(ヨハネ3・14〜21)
- 2021/03/12
- 09:27
「信じる」という種 四旬節中の『教会の祈り』の「始めの祈り」の交唱は、「今日神の声を聞くなら、神に心を閉じてはならない」と唱えます。神様は、いつも私たちと共におられ、私たちを導いてくださっています。この「神に心を閉じてはならない」というのは、「神様を信じる。神様の方に心を向ける」という意味も含まれているのではないでしょうか。改めて、この交唱を唱えながら私たちの行いを振り返ってみることができたらいい...
四旬節第3主日(ヨハネ2・13〜25)
- 2021/03/05
- 09:07
「ここから運び出せ」という種 私たちは、どのような所で祈りをするのでしょう。もちろん、聖堂は祈りの場であり、潜心して祈ることができます。しかし、教会に行くことができないときには、それぞれの場で祈る場所を作らなければなりません。私たちは、祈るとき心を落ち着けて祈る、環境を持つことが大切ですし、祈りへと向かうような心の状態にするということも大切なのではないでしょうか。 きょうのみことばは、過越の祭りが...