年間第18主日(マタイ14・13〜21)
- 2020/07/31
- 07:23
「僅かな捧げ物」という種 私は、修道院の中で聖体奉仕をさせて頂くことがあります。ある日のミサで私は、ブラザーやシスターに「キリストのおん体」と言いながら聖体授与をしていた時に「あっ、この小さなホスチアの中にイエス様がおられる」と頭ではなく、心の中で感じたという不思議な体験をいたしました。さらに、別の日には、「聖体をいただいた私が、イエス様とともにこの聖体を授与している」ということも感じたのです。も...
年間第17主日(マタイ13・44〜52)
- 2020/07/24
- 09:14
「天の国」という種 私たちにとって【天の国】とはどのような状態の所でしょう。人によってそれぞれ違うイメージを描かれることでしょう。私にとっては、イエス様とともにいる「平安」な状態となるでしょうか。 きょうのみことばは、イエス様が【天の国】についての喩え話の締めくくりの場面です。イエス様は、湖に集まってきた大勢の群衆に『種まきの喩え話』『毒麦の喩え話』『芥子種の喩え話』『パン種の喩え話』と話され、最...
年間第16主日(マタイ13・24〜43)
- 2020/07/17
- 07:23
「たとえ毒麦でも」という種 時々、「手が掛かる子ほど可愛い」という言葉を耳にします。私たちは、みんな神様の子どもです。親は、どのような子どもを愛し、たとえ道を間違ったとしても、時には叱り、時には見守って子どもが正しい道に進むのを待つのではないでしょうか。 きょうのみことばは『毒麦の喩え』『芥子種の喩え』そして『パン種の喩え』を使って天の国についてイエス様が語られる場面です。なぜ、イエス様は、喩えを...
年間第15主日(マタイ13・1〜23)
- 2020/07/10
- 07:55
「ちょっと一休み」という種 「マインドフルネス」という言葉があります。それは、「【今】の自分を感じること」と言ってもいいでしょう。「その時」の感覚を意識し、一つひとつを丁寧に感じていくことです。 きょうのみことばは、『種まきの喩え』の場面です。このマタイ13章は【天の国の秘義】についてイエス様が語られた箇所です。そのことに注意をしながらみことばを読み深めていくと、イエス様からいただく【天の国の秘義】...
年間第14主日(マタイ11・25〜30)
- 2020/07/03
- 09:06
「わたしのもとに来なさい」という種 私たちは、現代社会において様々なストレスを担っています。その中で、私たちはどのようにそのストレスと向き合って行っているでしょうか。ストレスを重荷として考えるか、それともそれをチャンスとして考えるかということで大きく違ってくるのではないでしょうか。きょうのみことばは、ストレスに苦しむ私たちにイエス様が癒しをくださる言葉を教えてくださる場面と言ってもいいかも知れませ...