聖家族 (ルカ2・22〜40)
- 2017/12/28
- 22:39
「出会い」という種 私たちは、一生のうちに、忘れられない出会いがどのくらいあるでしょうか。「出会いは宝」という言葉がありますが、私たちが人と出会うことによってたくさんの輪が広がり、さらに、その人の人間関係が豊かになり、また、人によっては、将来が変わるような出会いも生まれることでしょう。私も、ある神父様との出会いが、私の召命に大きく左右しました。 きょうのみことばは、生まれて間もないイエス様が両親に...
待降節第4主日 (ルカ1・26〜38)
- 2017/12/22
- 09:47
「マリア様に倣う」という種 きょうの典礼は、「待降節第4主日」ということで「主のご降誕」を待つ最後の主日となります。今年は、カレンダーの関係で、世界で一番待降節が短い年となり、この日の晩には、「主の降誕」の夜半のミサとなります。 きょうのみことばは「マリアへのお告げ」の場面で、み使いガブリエルが神から遣わされて、ガリラヤのナザレという町のマリア様のもとに行きます。この「お告げ」の場面を扱った絵画は...
待降節第3主日 (ヨハネ1・6〜8、19〜28)
- 2017/12/15
- 09:40
「証し人」という種 視覚障害を持つ方がマラソンをするときに「伴走者」と一緒に走ります。伴走者は競技者の側について走りながら走路や給水所やコースの状況などを知らせ、安全にゴールに導くのが役目です。この時伴走者と競技者は、息が合っていなければなりませんし、お互いの信頼関係も必要になってくるのです。もし、勝手に伴走者が競技者を誘導するとお互いのコミュニケーションは取れず、ゴールを目指すことも困難になりま...
待降節第2主日 (マルコ1・1〜8)
- 2017/12/08
- 09:32
「遣わされた者」という種 この時期、町にはクリスマス・イルミネーションが飾られ、百貨店ではクリスマス商戦が始まり、テレビやラジオからは、クリスマスソングが流れてきます。私たちより、一般の人の方がクリスマスには、敏感なようです。もちろん、教会の中でもクリスマスの馬小屋が準備され、クリスマス・リースが出されます。これらは、私たちが「主のご誕生」を待つための大切な準備に必要な道具となるものです。 きょう...
待降節第1主日 (マルコ13・33〜37)
- 2017/12/01
- 20:47
「目を覚まして待つ」という種 私たちは、何か楽しいことや嬉しいことがあるとき、または、何かのイベントがあるときなど、何日も前から指折り数えたり、カレンダーに印をつけたりしてその日を待つことがあると思います。その間、心の準備や実際に企画に沿った手配など確認しながら当日に挑むことでしょう。そして、いかに準備をしたかということで「その日」がうまくいくかどうかが違ってくるのではないでしょうか。 典礼は「待...