主の昇天 (マタイ28・16〜20)
- 2017/05/26
- 16:08
「いつも、ともにおられる」という種 私たちにとって身近な人の死は、とても悲しく辛いものです。しかし、たとえ肉体的には、見ることも、肌に触れることも、そして声を聞くこともできませんが、霊的には、いつも側にいてくれる、というように感じることもあるのではないでしょうか。特に、その人との思い出、信頼関係、愛情が深ければ深いほどそのような感覚が強くなるのではないかと思うのです。 きょうの典礼で私たちは、「主...
復活節第6主日(ヨハネ14・15〜23)
- 2017/05/19
- 21:30
「愛の掟を守る」という種 私たちの社会は、【掟】によって、安全を保っていると言っていいでしょう。家庭、学校、会社、国……は、それぞれに「規則」や「校則」そして「憲法」というものがあります。私たちは、これらの【掟】の中で生活する中で、お互いを尊重することができているのではないでしょうか。 きょうのみことばは、イエス様が弟子たち(私たち)に【聖霊】を送ってくださることをお約束されるところです。イエス様は...
復活節第4主日(ヨハネ10・1〜10)
- 2017/05/05
- 13:38
「豊かな命を得る」という種 先日『ローマ法王になる日まで』という映画を観てきました。この映画は、教皇フランシスコ(若きホルヘ)が、アルゼンチンのブエノスアイレスで、召命を得てイエズス会に入会し、神学校の校長、管区長となり、独裁軍事政権の中、教会と政府とに掛け合いながら、圧政に反抗した行方不明者の家族や貧しい人々のために働く姿を追ったものです。 軍から目を付けられた神学生や司祭たちを守り、自分も逮捕...