神の母聖マリア (ルカ2・16〜21)
- 2016/12/28
- 07:26
「心に留め、思い巡らす」という種 私が高校生の頃だったでしょうか、一番の上の姉から「あなたが産まれる時、母さんは、医者から『子どもを助けるか、あなたを助けるか、どうしますか?』」と尋ねられた時、『子どもを』と言ったのよ」と聞かされました。母も私も助かりましたが、ドラマなどで時々聞くようなことが、実際に私が産まれた時にあったのだと思いました。そして、今こうして生きているというのは、本当に母に感謝しな...
主の降誕 (ヨハネ1・1〜18)
- 2016/12/23
- 13:14
「最上級のクリスマスプレゼント」という種 私たちは、【光】をどのように感じているのでしょうか。朝、太陽が昇るとその光を感じることができます。暗い部屋の中でも、蛍光灯のスイッチを入れると光によって部屋が明るくなります。私たちは、頂いている光の恵みをあまり意識することなく過ごしているような気がいたします。例えば、明るい部屋の中で、または、野外(周りに危険がないところ)で目を閉じて、心を落ち着かせ、ゆっ...
待降節第4主日 (マタイ1・18〜24)
- 2016/12/16
- 07:56
「迎え入れる」という種 私たちは、悩んだことがない人はいないと言ってもいいでしょう。それは、小さな悩みから、人生を左右するような悩みまでいろいろあります。例えば、「今日は、何を着て会社に行こうか」というものがあれば、「どちらの学校に入ろうか」というものもあります。しかし、どちらかに決めなければ、前には進みません。ここでは、【決める】ということが大切になってきます。 きょうのみことばは、ヨセフ様への...
待降節第3主日 (マタイ11・2〜11)
- 2016/12/09
- 08:04
「つまずかない」という種 私たちは、ときどき周りの何気ない言葉や、面と向かって言われた言葉に傷つくことがあります。また、自分の意見は、「これです」という人でも、周りの意見や行動に左右され、自分の意見を正直に言えない人や、時には信念さえも揺らぐことがあるのではないでしょうか。それでも、中には、どんな状況の中でも「我が道を行く」という強い意志を持っている方もいるかもしれません。私たちは、自分の意見や意...
待降節第2主日 (マタイ3・1〜12)
- 2016/12/02
- 07:57
「ちょうど『そのころ』」という種 12月は、師走と言うくらいなので、何かと忙しくなるものです。また、街では、クリスマスのイルミネーションやクリスマス・リースが飾られています。洗礼の恵みを頂いている人よりも、そうでない人の方が「クリスマス」を楽しみにしているような気がいたします。では、私たちにとって、「【クリスマス】を待つ」とはいったいどのようなものなのでしょう。今私たちは、待降節の中で「愛と平和を与...