年間第27主日 (ルカ17・5〜10)
- 2016/09/30
- 07:23
「何もしない信仰」という種 【信仰】とは、どのようなものなのでしょうか。マザー・テレサは、1964年休暇中ダージリンに向かう列車の中で「全てを捨てて、最も貧しい人のために働きなさい」という主からの声を受けました。その後彼女は、1949年からコルカタのスラム街に入り貧しい人のために働くようになりました。彼女の姿を見たたくさんの人たちが、彼女について行き、今では、各国で彼女が創立した会の会員が宣教しています。...
年間第26主日 (ルカ16・19〜31)
- 2016/09/23
- 22:27
「無関心にならない」という種 マザー・テレサは、「愛の反対は、憎しみではなく無関心です。」と言われました。私たちは、人を憎んだり、悪口を言ったりと相手に対してネガティブな思いを抱くこともあるかもしれません。そして、その後で「ああ、どうして私は、あの人に対してあのような態度をしてしまったのだろうか」と自己を振り返ってしまうことでしょう。こう思うということは、相手に対して「何か思う所がある」からではな...
年間第25主日 (ルカ16・1〜13)
- 2016/09/16
- 08:01
「感謝」と「忠実」という種 突然ですが、私たちは自分に与えられた仕事に対して、頼まれたことに対して【感謝】しているでしょうか。もう一歩、踏み込んで、その仕事を「忠実」に果たしているでしょうか。もし、感謝を忘れ、「このくらいでいいか」と思って、しているとすれば、いつの間にか周りから、遠ざけられてしまうかもしれません。ある方が、「働く」とは、「『傍(はた)を、楽にする』ところから来ている」と聞いたこと...
年間第24主日 (ルカ15・1〜10)
- 2016/09/09
- 07:29
「探してくださる」という種 「ビリギャル」という映画や小説があります。それは、小学校4年生ほどの学力の高校3年生の子が、偏差値を40以上上げて、慶応大学に合格すると言う実話をもとにしたものです。この中で素晴らしいのは、本人はもちろんですが、母親の「この子はうまくいく」という愛情や予備校の先生の熱心さ、予備校の仲間の支えがいかに彼女を励まし、救ったかということでした。もう一つ、目を引くのは、甲子園を目指...
年間第23主日 (ルカ14・25〜33)
- 2016/09/02
- 07:58
「断捨離」という種 少し前に「断捨離」(だんしゃり)という言葉を耳にすることがありました。これは、「断行」(だんぎょう)「捨行」(しゃぎょう)「離行」(りぎょう)というヨーガの行(ぎょう)が合わさった言葉のようです。「段行」は、「入って来るいらないものを断つこと」、「捨行」は、「家にずっとあるいらないものを捨てること」、「離行」は、「物への執着から離れる」ということのようです。 きょうのみことばは...