四旬節第3主日 (ルカ13・1〜9)
- 2016/02/26
- 08:06
「悔い改めの実」という種 ことわざの中に「対岸の火事」ということばがあります。これは、「対岸の火事は、自分の所まで災いをもたらさないので心配がない。自分には関係がない。」という意味です。また、反対語として「他山の石」ということばや「反面教師」というような言葉もあり、「相手の言動をみて自分の言動を注意する」という意味で使います。やはり、私たちは、何をするにも謙遜な気持で歩いて行きたいですね。 きょう...
四旬節第2主日 (ルカ9・28〜36)
- 2016/02/19
- 07:25
「観て」「聴く」という種 聖書の中には、「みる」とか「きく」というのは、とても大切な単語として用いられます。日本語でも「見る」「視る」「看る」「観る」「診る」や、「聞く」「聴く」と漢字によってそれぞれ意味や用い方が違ってきます。私たちは、これらの「みる」と「きく」を知らないうちに使い分けています。これらの単語を使って黙想するということもいいのかもしれませんね。 きょうのみことばは、「主の変容」の場面...
四旬節第1主日 (ルカ4・1〜13)
- 2016/02/12
- 07:58
「聖霊の働きを意識する」という種 仕事などで繁忙期のように忙しいときのことを「かきいれどき」という言葉があります。これは、江戸時代に金銭の収支や、商品の出し入れを手書きで帳面に「書き入れて」いたそうです。当然、忙しくなると「書き入れる」機会が多くなるので「書き入れ時」と言っていたそうです。 典礼は、四旬節に入り司祭の祭服も「紫」になり、祭壇を飾っている花も少し華やかさがなくなったのではないでしょう...
年間第5主日 (ルカ5・1〜11)
- 2016/02/05
- 07:59
「沖に乗り出す」という種 私は、使徒職の中でよく映画を観る機会があります。周りの評判が良いと言う作品を観て感動するときと、逆に評価が良くても感動しないときもあります。また、周りの評判はそんなに良くないのに感動するときもあります。よく、「期待はずれだった」という言葉を使うときは、その作品や物事についてある意味、その方の思い入れがかなりあるのではないでしょうか。反対に、あまり期待しなかったのに「思いの...