三位一体の主日(マタイ28・16~20)
- 2015/05/29
- 10:35
「福音宣教者として歩む」という種 今日の典礼は、「三位一体の主日」です。カトリックの教えの中で、説明が難しいこととしてあげられるのは、「イエス様の誕生」、「イエス様の復活」、そして、「三位一体」と言ってもいいかもしれません。これは、信じるしかないという答えが一番だと思います。もし、私たちがこれらのことを信じないと言うのでしたら、私たちの信仰も揺らぐのではないでしょうか。 ただ、私たちは、生活の中で...
聖霊降臨の主日 (ヨハネ15・26〜27、16・12〜15)
- 2015/05/22
- 07:30
イエス様を証しするという種 マラソンや駅伝などの競技の中で、目がご不自由な方のために、「伴走」をされる方がおられます。また、同じように、ソロや合唱のために、「伴奏」を演奏される方がおられます。これらの、「伴走」「伴奏」する人たちは、常にその当事者たちの「走るため」「歌うため」の助けとなって、相手がベストを尽くすことができるように協力いたします。もし、彼らが相手をリードしようとしたり、自分勝手なスピ...
主の昇天 (マルコ16・15〜20)
- 2015/05/15
- 07:24
みことばを宣べ伝えるという種 典礼は、主の復活を祝い、復活された主イエス様と出会った弟子たちの様子を示してきました。復活されたイエス様は、弟子たちの家で、または、ガリラヤ湖で弟子たちにお会いになられ、ご自分が復活されたことを弟子たちに示されてきました。また、同時に、イエス様は、ご自分が昇天し、弟子たちの目の前から見える形でいなくなるという準備として、大切な掟である「互いに愛し合うこと」を伝えられま...
復活節第6主日 (ヨハネ15・9〜17)
- 2015/05/08
- 05:53
掟を守るという種 私たちの社会の中には、さまざまなルールがあります。それは、私たちが安全で平和に生きるためです。家庭、学校、会社、などさまざまな社会は、それらのルールによってうまくバランスを保っていると言ってもいいでしょう。 きょうのみことばは、イエス様が私たちに大切な【掟】をお示しになられる箇所です。イエス様は、最後の晩餐の席で、弟子たちに「わたしがあなた方を愛したように、あなた方が互いに愛し...
復活節第5主日 (ヨハネ15・1〜8)
- 2015/05/01
- 06:08
つながっているという種 「握手」をするとことの意味として、「一般に利き手である右手を相手に差し出すということで敵意を持っていない」とか、「親愛の挨拶」ということがあげられます。科学的にも「オキシトシン」というホルモンが放出され、良好な対人関係が築かれているときに分泌され、闘争欲や遁走欲、恐怖心を減少させるようです。このように見てきますと、街中で見かける、恋人同士や夫婦が手をつないでいる姿、親子が手...