待降節第1主日 (マルコ13・33〜37)
- 2014/11/28
- 11:37
「目を覚ましていなさい」という種 この時期になると街には、クリスマス・イルミネーションが灯され、クリスマス・キャロルが鳴り響いています。もうすぐ、人々はクリスマスが近づいていることを私たちよりも、敏感に意識しているようです。教会の典礼は、待降節に入り、祭壇のそばには“アドベント・キャンドル”が灯され、司祭の祭服も紫となります。私たちは、典礼の中でも視覚を通して、クリスマスが近づいたことを感じることが...
王であるキリスト (マタイ25・31〜46)
- 2014/11/21
- 07:24
「人を想う心」という種 映画俳優の高倉健さんが83歳で亡くなりました。彼は、25歳のときに『電工手打ち』という映画でデビューし、『あなたへ』という映画で幕を終えました。彼の追悼を扱ったテレビ番組で高倉健さんは、「お金やモノでは感動は得られない。人を想うこと以上に美しいものはない。」と語っていました。私は、この言葉を聞いたときに、「この言葉は、『愛する』ということではないかな」と思ったのです。その番組の...
年間第33主日 (マタイ・14〜30)
- 2014/11/14
- 11:53
「失敗してもいい」という種 最近は、「○活」という言葉が定着した感じがいたします。例えば、「就職活動」が「就活」へ、「結婚活動」が「婚活」となっています。このように、「○活」と言う中で共通することは、それぞれ何かをしようと「活動」することです。どこかの企業に就職したいと思う人は、自分の履歴書を書いて就きたい会社へ出向いて行きます。いくら、「○○会社」へ就職したいという望みがあっても何もせず家にいただけ...
ラテラン教会の献堂 (ヨハネ2・13〜22)
- 2014/11/07
- 08:10
「私は神の住まい」という種 私たちの身の回りには、さまざまな【便利】に囲まれていると言ってもいいでしょう。【便利】という意味を調べると、「目的を果たすのに都合のよいこと。あることをするのに重宝で、役に立つこと。また、そのさま。」とありました。私たちの周りにある【便利】は、それがあると、物事を行うときに効率よく、無駄なく進めることができるものと言ってもいいでしょう。 例えば、駅の改札口で使用する「IC...