主の昇天 (マタイ28・16〜20)
- 2014/05/30
- 05:59
“ともにいてくださる”という種 以前、沼野尚美さんのお話を伺ったことがあります。彼女が、アメリカに最初に行った頃、ある家のホームパーティーに招かれたそうです。まだ、彼女は英語がわからず、周りの会話について行くことができなかったそうです。それで、庭に出てそこにあったブランコに腰を下ろしていました。そんな時、一人の少女が来て彼女に声をかけるのでもなく、横にあるもう一つのブランコに黙って腰をかけて一緒に...
復活節第6主日 (ヨハネ14・15〜21)
- 2014/05/23
- 06:02
イエス様の約束という種 食事をとるうえで【一汁三菜】という言葉があります。これは、主食のご飯にお汁と主菜(お肉やお魚)1品に副菜(野菜や豆、きのこなど)を2品という食事のことです。このようにすることで、炭水化物、水分、タンパク質、食物繊維やミネラルなどバランスよく食事ができるようになります。また、このような食事をとることによって、消化が良くなり体の隅々に栄養が行き渡るようになるのです。ただ、私たち...
復活節第5主日 (ヨハネ14・1〜12)
- 2014/05/16
- 06:03
おん父への道という種 皆さんは、おでんの具の中で何がお好きですか? 大根、ちくは、こんにゃく、たまご……といろいろ出てくることでしょう。私は、牛筋が好きなのです。関東の方では、おでんに牛筋というのは、なじみが無いかもしれません。私が育った福岡は、おでんに牛筋が入っているのが普通といってもいいかもしれません。この牛筋は、一度噛んだくらいでは、噛み切れません。何度も噛み、それでも噛み切れませんが、噛むう...
復活節第4主日 (ヨハネ10・1〜10)
- 2014/05/09
- 09:04
羊のようになるという種 私たちの周りには、いるだけで安心できる人がいるのではないでしょうか。家庭の中での父親や母親の存在、学校の中の先生やクラスの中の誰々くん、会社の中……と、その人がいるだけで、周りの雰囲気が和み明るくなる、というそのような人がいるのではないでしょうか。また、残念ですが、その逆の場合の方もあります。 また、この人には、自分の正直な気持ちを安心して話すことができる人、この場では、周り...
復活節第3主日 (ルカ24・13〜35)
- 2014/05/02
- 08:39
信頼して話すという種 「霊的同伴」という言葉があります。以前は、「霊的指導」と言っていたようです。私がまだ、高校生志願者の頃長上から「教皇様も霊的指導を受けておられます。あなた方もたびたび『霊的指導』をしてもらうように心掛けなさい。」と言われたことがあります。私は、そのことを聞いて「エッ、教皇様も『霊的指導』を受けているのだ」と驚いたことを覚えています。 「霊的同伴」というのは、同伴者と被同伴者と...