復活節第2主日 (ヨハネ20・19〜29)
- 2014/04/25
- 07:32
シャロームを伝えるという種 フィリピンで使われるタガログ語の挨拶は、必ず「マガンダン」という言葉が付きます。これは、「美しい」という意味です。日本で言う「こんにちは」は「マガンダン ハポン」(美しい 昼間)となります。日本の語の「こんにちは」は、「こんにちは よい天気ですね。」とか「こんにちは 暑いですね。」というように相手を思いやった挨拶のようです。このように挨拶は、「人に相手に対して良い関係で...
復活の主日 (ヨハネ20・1〜10)
- 2014/04/18
- 06:27
“見て、信じる”という種 私たちは人生の中で何人もの人の死に出会うことがあります。私自身も両親の死や大切な人の死に出会いました。確かに、肉体的な死、人間的な死というものは、相手が私の前からいなくなってしまいます。しかし、亡くなってからのほうが、より身近にその人のことを感じるような気持ちになりました。それは、私たちが永遠の命をいただいているということを信じているからではないでしょうか。 きょうのみこと...
受難の主日(枝の主日) (マタイ27・11〜54)
- 2014/04/11
- 20:37
十字架を思うという種 私たちは、いろいろな絵画、また、聖堂の中で十字架につけられたイエス様を見ることがあります。そのイエス様のお姿は、時代やその国によって傷つき、血を流されたような痛々しいものからきらびやかなものそして、復活された勝利のイエス様を表した十字架など様々なものがあります。私たちは、これらの十字架を見ながら黙想することができるのではないでしょうか。 きょうの典礼のテーマの一つに上げられる...
四旬節第5主日 (ヨハネ11・1〜45)
- 2014/04/04
- 19:43
信仰によって信じるという種 「百聞は一見に如かず」と言う言葉がありますが、私が小学1年生の頃だったでしょうか、側溝のから這い上がって来た“ヤゴ”が、トンボに羽化(うか)しているところを始めてみました。その時の神秘さは、今も記憶として残っています。何年後にそれがトンボやセミなどが、脱皮して成虫になるということを習ったのですが、頭で知ることと実際に“見る”、“体験する”ことは大きな違いがあるということを感じ...