聖霊降臨の主日(ヨハネ20・10〜23)
- 2023/05/26
- 08:28
「聖霊とともに」という種 きょうの典礼は『聖霊降臨の主日』です。聖霊は、ギリシャ語で「風、息、空気」を表す「プネウマ」と表現されています。聖霊は、私たちが気づかないうちに、私たちの中で空気のように働かれ、そして風のように吹き抜けて行かれるのではないでしょうか。私たちがそのような聖霊の働きに気づくとき、きっと聖霊も喜ばれることでしょう。 きょうのみことばは、イエス様が復活された日の夕方のことです。こ...
主の昇天(マタイ28・16〜30)
- 2023/05/19
- 07:17
「昇天のお恵み」という種 私たちの普段の生活の中で時々「復活」とか「昇天」という言葉を耳にします。例えば、スランプに陥っていた人が、もとに戻った時など「彼は、やっと復活して実力を発揮できた」というように「復活」という言葉を使っています。また、死ぬことを「昇天」という意味で使うこともあります。では、私たちにとって「復活」や「昇天」はどのように響いてくるのでしょうか。この機会に少し振り返ってみてもいい...
復活節第6主日(ヨハネ14・15〜21)
- 2023/05/12
- 05:43
「掟を守る」という種 ギリシャ語では、愛を4つに別けているようです。恋愛の【愛】を表す「エロス」、友情、友愛の【愛】を表す「フィリア」、家族の【愛】を表す「ストルゲー」、そして無償、無条件の【愛】を表す「アガペー」という単語で【愛】を表しています。イエス様は、いつも4つ目の【アガペー】の【愛】を私たちに注いでくださっているのです。 きょうのみことばは、イエス様がいなくなる前に、弟子たちを「みなしご」...
復活節第5主日(ヨハネ14・1〜12)
- 2023/05/06
- 07:23
「信じる」という種 以前は、自動車でどこかへ行く時に、地図を使って道を確かめながら行っていました。しかし、今は、ナビゲーションシステムがあるので地図を見なくても、安心して目的地にたどり着くことができます。私たちの人生の最終目的地は、おん父の所に行くことですが、そこへ行くためには、イエス様がお示しになられる【道】を通らなければいけないのです。私たちは、その【道】を迷わずに行きことができたらいいですね...
復活節第4主日(ヨハネ10・1〜10)
- 2023/04/28
- 08:05
「囲いの中」という種 少し前に、用事があってある大学に行きました。大学の正門を入る時、守衛の方に、私が何をしにきたのかということをはっきり伝えると通してくださいました。守衛さんは、その人が誰なのか、怪しい人ではないということを見極める人なのだと、改めて感じました。 きょうのみことばは、イエス様が【羊飼い】であり、【門】であるということを示された場面です。きょうのみことばのひとつ前の9章は、生まれつ...